【初心者ドライバー必見】スタッドレスタイヤの履き替え時期はいつ?地域別目安と理由を解説!

広告

【初心者ドライバー必見】スタッドレスタイヤの履き替え時期はいつ?地域別目安と理由を解説!
  • 夏タイヤからスタッドレスタイヤに履き替えるタイミングがわからない
  • お店が混雑する前にタイヤの履き替えを済ませたい
  • スタッドレスタイヤの溝を減らしたくない

降雪や路面凍結の恐れがある地域では、安心してクルマを走行させるためにスタッドレスタイヤは必需品です。しかし、夏タイヤからスタッドレスタイヤに履き替える時期が早すぎても、摩耗を促進してしまいます。

この記事では、スタッドレスタイヤに履き替える時期について、地域別の目安時期と理由について解説します。この記事を読めば、スタッドレスタイヤに履き替える時期を自分で判断できるようになります。

スタッドレスタイヤに履き替える目安時期は、初雪の1ヶ月前です。雪が積もったり、路面が凍ったりする前に、安全な冬のドライブに備えてください。

スタッドレスタイヤに履き替える目安時期は初雪1ヶ月前

スタッドレスタイヤに履き替える目安時期は、初雪の1ヶ月前です。「まだ雪は降らないから大丈夫」と油断せずに、初雪予報を確認してください。

地域別のスタッドレスタイヤに履き替える目安時期

初雪の日程は、地域により変わります。過去の気象データを参考にした、スタッドレスタイヤに履き替える地域別の目安時期は以下の通りです。

スタッドレスタイヤに履き替える目安時期
・北海道、東北地方:10月下旬〜11月中旬
・関東、甲信越、北陸地方:11月上旬〜12月中旬
・東海、関西、中国、四国、九州地方:12月上旬〜12月下旬
参考»気象庁(外部サイト)

お住まいの地域に合わせて、目安時期にスタッドレスタイヤに履き替えてください。

初雪1ヶ月前にスタッドレスタイヤに履き替える4つのメリット

初雪の1ヶ月前からスタッドレスタイヤに履き替えすると、4つのメリットがあります。

お店の混雑を避けられる

早めに履き替え予約を入れておけば、混雑を避けてスムーズに作業を完了できます。

初雪が発表されると、多くのドライバーが一斉にタイヤ履き替えを行うため、カー用品店やガソリンスタンドは大変混雑します。作業待ちで数時間を要するケースも珍しくありません。

タイヤの慣らし走行ができる

履き替えたスタッドレスタイヤの性能を引き出すには、慣らし走行が必要です。

慣らし走行とは、新品・中古問わずタイヤ装着時にタイヤが装着後に馴染むまで走行することです。夏用タイヤの場合、80km/h以下の速度で最低100km以上、冬用タイヤの場合、60km/h以下の速度で200km以上を走行します。

慣らし走行をすることで、タイヤ表面が適度に摩耗し、内部の柔らかいゴム層が露出します。タイヤ表面が柔らかいゴム層になることで、スタッドレスタイヤ本来のグリップ性能が発揮できます。

急な降雪でも安心してクルマを使用できる

事前にスタッドレスタイヤに履き替えておけば、突然の雪でも安心して走行することができます。

冬の天候は不安定な傾向があり、初雪予報よりも早く雪が降り始めることがあります。急な降雪時に夏タイヤのままでは滑りやすく、通勤や通学に支障が出かねません。

凍った路面ブラックアイスバーンに対応できる

スタッドレスタイヤを早めに履き替える最大のメリットは、凍った路面にも対応できることです。

「橋の上」と「トンネルの出入り口付近」に起こりやすい、ブラックアイスバーンは特に注意が必要です。

»ブラックアイスバーン(JAF)

ブラックアイスバーンは雪が降らなくても、気温が3℃を下回ると起こる現象です。普段走行する道に橋やトンネルがある場合は、最低気温が3℃を下回る前にスタッドレスタイヤを履いてください。

スタッドレスタイヤから夏タイヤに履き替える時期は最低気温7℃以上が目安

冬が終わり暖かい日が増えてきたら、スタッドレスタイヤから夏タイヤへ履き替えをします。

夏タイヤへ履き替える目安時期は、最低気温が7℃を上回り、積雪や凍結路面の心配がなくなった頃です。地域によって差はありますが、3月下旬から5月上旬の間で夏タイヤへ履き替えてください。

スタッドレスタイヤから夏タイヤに戻す理由

スタッドレスタイヤは、雪道や凍結路面の性能を重視した柔らかいゴムで作られています。スタッドレスタイヤと夏タイヤを比較すると乾燥路面では、夏タイヤの方が優れています。

夏タイヤの方が優れている性能は以下の通りです。

  • 摩耗:ゴムが硬めで摩耗しにくい。
  • 高速走行:高速域での直進・レーンチェンジが安定する。
  • 制動距離:乾燥/ウェット路面でブレーキをかけてから、止まるまでの距離が短い。
  • 燃費:タイヤが回転する際の抵抗(*3)が小さくなり燃費に寄与する。

雪道や凍結していない路面では、スタッドレスタイヤを履き続けるメリットがありません。夏タイヤに履き替える作業は、大型連休前までに済ませてください。

タイヤは回転すると、進行方向と逆向きに生じる抵抗力が起きます。これを転がり抵抗と呼びます。

»転がり抵抗とは(JATMA)

スタッドレスタイヤの履き替えは初雪1ヶ月前に作業予約をする

スタッドレスタイヤに履き替える時期は、初雪の1ヶ月前が基本です。最低気温が3℃を下回り、初雪や路面凍結が発生する前に履き替えスケジュールを立ててください。

冬が近づくにつれて、カー用品店やガソリンスタンドは履き替え作業が集中し、予約が取りにくくなります。早めに作業予約を入れておくことが大切です。

適切な時期にスタッドレスタイヤに履き替えて、雪道や凍結路面でも安心・安全なドライブができるように備えましょう。