GWのお出かけ前は、行き先や渋滞情報だけでなく、タイヤの点検も忘れてはいけません。長距離運転や高速道路の走行では、タイヤの空気圧不足、パンク、バーストが大きなトラブルにつながる可能性があります。
実際にJAFの2025年GWロードサービス統計では、高速道路で最も多い出動理由が「タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足」で、構成比は40.69%でした。一般道路と高速道路の合計でも、タイヤ関連トラブルは15,513件にのぼっています。(JAF(日本自動車連盟))
この記事では、GWのお出かけ前に確認したいタイヤ点検のポイントを分かりやすく解説します。
GWのお出かけ前に必須!タイヤ点検で家族を守る安全チェック
GWに車でお出かけするなら、出発前にタイヤを点検しましょう。
理由は、長距離走行や高速道路の利用が増えるGWは、普段よりタイヤに負担がかかりやすいからです。空気圧が不足したまま走ると、タイヤが変形しやすくなり、発熱やバーストのリスクが高まります。JATMAも、長距離走行や高速走行を行う場合は、タイヤゲージを用いて空気圧を点検するよう案内しています。(JATMA)
つまり、GWのお出かけ前のタイヤ点検は「念のため」ではなく、安全に目的地へ向かうための準備です。
タイヤの空気圧は必ずチェックしましょう
タイヤ点検で最初に確認したいのが空気圧です。
空気圧が不足すると、燃費の悪化だけでなく、走行時の安定性低下やタイヤの損傷につながるおそれがあります。特に高速道路では速度が上がるため、空気圧不足によるトラブルが大きな事故につながる危険もあります。
空気圧は、運転席ドア付近や給油口付近などに記載されている「指定空気圧」に合わせて調整します。出発直前に高速道路のサービスエリアで確認するより、タイヤが冷えている出発前のタイミングでチェックするのがおすすめです。
タイヤの溝はスリップサインで確認する
GWのお出かけ前には、タイヤの溝も確認しましょう。
タイヤの溝には、雨の日に路面の水を排出する役割があります。溝が浅いと、濡れた道路でスリップしやすくなり、ブレーキをかけても止まりにくくなることがあります。JATMAは、水のたまった道路を高速走行すると、タイヤ溝で水を排除しきれずハイドロプレーニング現象が起こることがあると説明しています。(JATMA)
溝の点検では、タイヤ側面の三角マークを探します。その延長線上にある溝の中にスリップサインがあり、タイヤが摩耗して残り溝が1.6mmになると溝が途切れたように見えます。JATMAは、タイヤの使用限度は残り溝1.6mmであり、スリップサインはその目安だとしています。(JATMA)
スリップサインが出ている場合は、GWのお出かけ前にタイヤ交換を検討しましょう。
ひび割れや傷も見逃さない
タイヤは溝が残っていても、ひび割れや傷があると安心して使えません。
特に注意したいのは、タイヤの側面にある深い傷やひび割れです。縁石にこすった跡、釘や金属片が刺さった跡、ゴムの劣化による細かなひびは、走行中のトラブルにつながる可能性があります。JATMAも、コードに達している外傷やゴム割れのあるタイヤは使用しないよう注意しており、亀裂や釘、金属片、ガラス、異物のかみ込みを確認するよう呼びかけています。(JATMA)
GWは家族や友人を乗せて移動する機会も増えます。見た目に少しでも不安がある場合は、自己判断せず、タイヤ販売店や整備工場で確認してもらいましょう。
GW前に確認したいタイヤ点検チェックリスト
出発前は、次の項目を確認しておくと安心です。
- 空気圧は指定空気圧になっているか
- タイヤの溝は十分に残っているか
- スリップサインが出ていないか
- 側面にひび割れや傷がないか
- 釘、金属片、石などが刺さっていないか
- タイヤが片減りしていないか
- スペアタイヤやパンク修理キットの場所を把握しているか
特に高速道路を使う場合は、空気圧と溝の深さを重点的に確認しましょう。JATMAの資料でも、高速道路における故障発生原因ではタイヤ・ホイール破損が第1位とされ、日常点検と高速走行時の空気圧チェックが呼びかけられています。(JATMA)
タイヤ点検は出発前日までに済ませるのが安心
タイヤ点検は、できればGWのお出かけ当日ではなく、前日までに済ませましょう。
当日に異常が見つかると、タイヤ交換や修理が間に合わない可能性があります。特にGW期間中は、カー用品店や整備工場が混雑することもあるため、早めに点検しておくと予定を崩さずに済みます。
また、久しぶりに車を動かす場合は、タイヤだけでなくバッテリーやエンジンオイル、冷却水、ワイパーもあわせて確認すると安心です。
GWのお出かけはタイヤ点検から始めよう
GWのお出かけを安全に楽しむためには、出発前のタイヤ点検が欠かせません。
特に確認したいのは、空気圧、溝の深さ、スリップサイン、ひび割れ、傷、異物の有無です。タイヤの状態が悪いまま長距離を走ると、パンクやバーストなどのトラブルにつながるおそれがあります。
楽しいGWの思い出を守るためにも、出発前に数分だけタイヤを確認しましょう。目的地に無事に着くための第一歩は、タイヤの点検から始まります。


